食いつきが良いと評判のロングセラーブランド、『カナガンキャットフード』。
いっぱい食べてくれるからと、与えすぎは肥満の原因や食べ残しによる鮮度低下を招くので良いことではありません。
この記事では、健康に長くカナガンを食べてもらえるように『どれくらい与えたらよいか(給餌量)』を子猫・成猫・シニア猫といったライフステージ別に掘り下げて解説しています。
初めてカナガンを与えてみようと考えている飼い主さんはもちろん、猫ちゃんが栄養不足でないかと心配な飼い主さんや、肥満猫にさせたくない飼い主さんにも特にチェックしてもらいたい記事内容になっています。
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カナガンの給餌量は公式サイトにライフステージ別・体重別で掲載中!
猫ちゃんに健康的にフードを食べてもらうには、適正な量を知ることが大事ですよね。
適正な給餌量を知るには、やはりメーカー公式サイトで確認するのが一番正確です。
カナガンを猫ちゃんに与える際の一日当たりの給餌量は、公式サイトに子猫・成猫(シニア猫)に分けて紹介されています。
猫ちゃんの体重別にも記載されているので、参考にしやすいですね。
猫種によって差はありますが、一般的な平均体重の成猫は3~5kg。
表によると一日の給餌量が50g程度になるでしょうから、50g×30日で一か月あたり約1.5kg。
カナガン1袋=1.5kgなので、大体1袋で1か月分というのが読み解けます。
こちらの表はカナガン公式サイトの下部の方で紹介されていますので、一度確認しておくと良いですよ。
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カナガンの子猫への一日の給餌量・与え方のポイントを解説!
猫はおよそ1歳で成猫期を迎えますが、成長期間である子猫期は体を作るうえで十分な栄養が必要です。
栄養バランスの優れたカナガンで、健やかに成長してくれると良いですね。
まずはカナガンの子猫への給餌量をチェック!
カナガンの子猫に与える一日の給餌量を表にまとめてみました。
成猫時の体重(kg) | 子猫への1日当たりの給餌量(g) | |||||
2~3か月 | 4~5か月 | 6~7か月 | 8~9か月 | 10~11か月 | 12~13ヵ月 | |
1~2 | 25~35 | 25~35 | 45~50 | 45~50 | 55~65 | 55~65 |
2~3 | 35~50 | 35~50 | 50~60 | 50~60 | 65~70 | 65~70 |
3~4 | 50~55 | 50~55 | 65~75 | 65~75 | 75~85 | 75~85 |
4~5 | 65~80 | 65~80 | 85~95 | 85~95 | 95~100 | 95~100 |
5~6 | 80~95 | 80~95 | 95~105 | 95~105 | 105~110 | 105~110 |
6~7 | 95~115 | 95~115 | 115~120 | 115~120 | 120~130 | 120~130 |
7~8 | 115~120 | 115~120 | 120~130 | 120~130 | 130~135 | 130~135 |
子猫は月齢で給餌量を分ける必要があるほどドンドン成長していき、小さいうちは与えるものや与え方にも工夫が必要になるでしょう。
成猫の表と比べるとわかりますが、子猫の給餌量の方が成猫より多くなっています。
それだけ子猫は成長期に多くの栄養が必要なんですね。
月齢1か月未満の子猫への(幼猫用ミルクの)給餌量
生後1か月未満の子猫は赤ちゃんなので、とうぜん固形物はまだ食べられません。
お母さんのおっぱいまたは幼猫用のミルクを飲ませることになります。
生後日数 | 子猫に与える量・飲ませる回数 |
---|---|
生後1~7日 | 5~10ccずつ、1日に8~12回 |
生後8~14日 | 8~15ccずつ、1日に4~8回 |
生後15~21日 | 欲しがるだけ、1日に4~6回 |
生後22~30日 | ミルクを徐々に減らして離乳食へ。 |
子猫にミルクを与える時は人間のように仰向けにせず(気管に入ってしまうため)、横ばい状態で頭を少し上に持ち上げて飲ませてください。
生後1~3か月後の子猫(離乳食期)への給餌量
1か月を過ぎて子猫に歯が生え、オシッコウンチも自分でできるようになったころから、離乳食へ切り替えていきます。
市販の猫用離乳食はもちろん、カナガンをお湯でふやかして子猫へ与えることも可能な時期です。
- 人肌かややぬるいくらいの温度にして子猫へ与える
- 食べ物と認識させるため、離乳食を指で子猫の上あごに塗り付けると食べてくれる
生後4か月以降の子猫(離乳食卒業後)への給餌量
4か月を過ぎたあたりから、子猫の歯もしっかり生え揃い通常のウェットフード・ドライフードも食べられます。
カナガンもそのまま与えて大丈夫ですよ。
一日の給餌量を参考に、1日2~4回に分けて毎日決まった時間にごはんを子猫へ与えてください(子猫のうちに規則正しい食事リズムにすることで、将来の食欲不振や食べムラが起こりにくい)。
成長期の子猫は活発で運動量の多い猫ちゃんであれば、欲するなら目安給餌量より多めに与えても問題ありません(大きく健康に育ってほしいと思いますよね)。
ここから成猫までの間、子猫もいろいろな体験をすることになります(去勢・避妊手術も成猫になる前に行うと思います)。
子猫へのストレスによる食欲減退や、ネオフィリアにより食べ飽き・食べムラも気になるかもしれません。
猫の食習慣や好みの傾向は、生後6か月ころまでにある程度決まると言われています。
この時期の子猫はなるべくいろんな味を経験させたほうが、ネオフォビア(未知のものへの警戒心)が抑えられ食への警戒心も少なくなります。
可能なかぎり色々な味のフードを試して子猫のうちに味の好みも把握しておくと、いざ食べ飽きや食べムラが発生したときにも対応方法が見つけやすくなりますよ。
このように、カナガンは離乳食を食べられるタイミングの子猫期から与えてOKなキャットフードです。
成長期に必要な栄養バランスを考えた時に、子猫のうちからカナガンはおすすめできるという訳ですね。
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カナガンの成猫への一日の給餌量・与え方のポイントを解説!
成長期を過ぎ立派な成猫になった猫ちゃんは、子猫期に感じていた成長への心配も減り、飼い主さんもホッとしていることでしょう。
ここから長い一生を健やかに過ごしてくれるよう、猫ちゃんの体調管理にも気を遣っていきたいですよね。
成猫へのカナガンの給餌量をチェック!
成猫に育った猫ちゃんに、カナガンを与える際の一日の給餌量はこちらです。
体重(kg) | 成猫への一日当たりの給餌量(g) |
1~2 | 25~35 |
2~3 | 35~42 |
3~4 | 42~50 |
4~5 | 50~60 |
5~6 | 60~70 |
6~7 | 70~75 |
7 | 75~83 |
※猫種関係なく体重を目安に給餌量を判断すると良いでしょう。
成猫期はカラダが出来上がっているので、子猫期より給餌量が気持ち少なめになっていますね。
カナガンは栄養バランスに優れたプレミアムフードなので、適正量を一日の食事回数(一般には2~4回)に分けて与えるようにしてください。
食いつきの良さを期待してカナガンを愛用している飼い主さんは、その効果を長く保つためになるべく小分けにして真空保存し匂いを保つと良いです。
カナガン特有の強い匂いが毎回発揮されるようにすると、美味しい匂いにつられて猫ちゃんの食欲が旺盛になりますよ。
成猫期は水分不足によっておこる『ストルバイト結石(尿路結石)』を発症しやすいと言われています。
カナガンと一緒に新鮮な飲み水を常に用意してあげてくださいね。
食欲不振や食べ飽き・食べムラの兆候が見られたら…
成猫後に発生する食欲不振は主に
- 体調不良による食欲不振
- ネオフィリア・ネオフォビアによる食べ飽き・食べムラ
- 食事の環境変化や時期的なものを要因とした食欲不振
このようなものが考えられます。
成猫が丸一日以上食べず水も飲まずの状態が見られたり、行動が明らかにおかしいと感じた時は、まずは獣医師さんに相談してください。
食べ飽きや食べムラで食べてくれないときはこちらの記事を、
環境の変化や時期的要因が原因で食べてくれなくなったと考えられるならこちらの記事を、
ぜひ参考にしてみて下さい。
カナガンのシニア猫(高齢期)への一日の給餌量・与え方のポイントを解説!
シニア猫(高齢期:7歳~)になると、猫ちゃんの運動量や基礎代謝も落ちてきます。
年とともに病気のリスクも高まってくるので、体の不調がないか気を配ってあげることが大切です。
シニア猫(高齢期)へのカナガンの給餌量をチェック!
シニア猫(高齢期)になったら、成猫期の与え方によっては再度カナガンの給餌量を見直す場合もあるかもしれませんね。
体重(kg) | シニア猫への一日当たりの給餌量(g) |
1~2 | 25~35 |
2~3 | 35~42 |
3~4 | 42~50 |
4~5 | 50~60 |
5~6 | 60~70 |
6~7 | 70~75 |
7 | 75~83 |
※成猫同様、猫種関係なく体重で給餌量を判断してください。
カナガンの栄養成分は非常にバランスが取れているので、適正量を正しく与えていれば、成猫期と同じ分量でOKとなっています。
一般にシニア猫ちゃんは、運動量・基礎代謝の低下に伴って食も細くなる傾向にあります。
シニア猫になっても食欲旺盛な猫ちゃんは、成猫期と同じ量を食べ続けると肥満が加速する可能性もありますが、カナガンはシニア猫も成猫と同じ給餌量で問題ありません。
シニア期の肥満は糖尿病や関節炎のリスクが高まるので、適正な給餌量に抑えてください。
カナガンは栄養バランスに優れたフードなので、シニア期の適正給餌量で健康維持に必要な栄養がしっかり取れますよ。
シニア猫(高齢期:7歳~)にカナガンを与える注意点
シニア猫ちゃんへのカナガンの食べさせ方は、基本的に成猫期と同じです。
シニア猫ちゃんに食べさせる際の注意ポイントを2点だけ挙げてみます。
- 成猫期に適正量以上与えていたなら、シニア猫には適正量に調整する
- シニア猫への食事環境整備と食べやすさの工夫
上記について少し掘り下げて解説します。
シニア猫ちゃんを肥満にさせないようフードは適正量与えること
カナガンは成猫とシニア猫で給餌量同じになっていますが、成猫期に適正量以上にカナガンを与えていたなら、シニア期のタイミングで適正給餌量に戻しましょう。
シニア猫は成猫期より『肥満の度合い=病気のリスク』に直結してきます。
シニア期の肥満は糖尿病や猫ちゃんに多い腎臓病のリスクが非常に大きくなるので、肥満にさせないことが永く元気でいてもらう大事なポイントです。
食事姿勢が辛そうなら食べやすい食器に変えてあげる
またシニア猫ちゃんは体の衰えから、食べる時のしゃがむ姿勢がとりにくい場合があります。
フードや飲み水の食器が低くて食べにくそうなら、高脚の食器へ変更してあげて下さい。
口内・あごや歯に疾患があるなら食べやすい工夫を
シニア期になると歯やあごが弱ったり、口の中に疾患ができて食欲が落ちることがあります。
その兆候が見られたら、カナガンをお湯でふやかして食べやすくし、ウェットフードを混ぜて食いつきをあげる等の工夫も必要になってきます。
それ以外に体の不調や行動の異常がみられるときは、早めに獣医師さんに相談しましょう。
カナガン給餌量のまとめ:子猫からシニア猫まで喜んで食べるので、適正な給餌量を守ればいつまでも健やか!
この記事では、子猫・成猫・シニア猫のライフステージ別に、カナガン適正給餌量の紹介と与え方の注意ポイントについてお届けしました。
きっとカナガンを始めるきっかけは、『今までのフードを食べてくれなくなったから』食いつきの良いと評判のフードを探して知った方が多いと思います。
その意味では、カナガンはいつのライフステージの猫ちゃんにも喜んで食べてもらえるフードなので、どのタイミングでカナガンを始めても問題ありませんよ。
カナガンを子猫のうちから与え続けて、シニア猫になって以降も食べ飽きしないという話をよく聞きます。
猫ちゃんの年代に合わせた適切な量を食べてもらうことで末永く健康でいられる、カナガンはそんなプレミアムフードなんです。
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